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XPまつり 2012 “アジャイルコーチ ラウンドテーブル”

XPまつり2012に参加しました。(というかこれを書いている時点でまだ会場です)
前の日に帰りが遅かったりとか、そもそも会場がどこなのか把握してなかったりとかで、
一時間遅刻したものの、なんとか会場に到着。

到着したところ、「アジャイルコーチ ラウンドテーブル」という、
総勢アジャイルコーチ7人による、パネルディスカッションが行われていて、
会場からの質問タイムが始まっていました。

先に結論を書きます。
1時間ばかし話を聞かせてもらって、「来週からやろう」と思ったのは以下2つ。

1. これまでのsprint1~sprint10のKPTをまとめる
2. スクラムマスター共有会を毎週やる方向でセッティングしてしまう

それぞれ、きっかけになったはやりとりは以下です。

1. これまでのsprint1~sprint10のKPTをまとめる

Q. (質問ちゃんとメモってなかったので省略)
A. いま、すべてが上手く行っていると思うならそれはアジャイルじゃない
  どんどん自分たちを改善してくのが be agile

この辺のやり取りを聞いた時に、今の自分のチームはAgileなのかっ?という自問自答がありました。
今のプロジェクトは、今年の4月から始まって、2週間ずつのsprintを繰り返して、sprint10まで来ました。
途中、多少の人の入れ替わりはありつつも、みんなでsprintの終わりにRetrospectiveを行い、
毎回出るProblemに対してTryを繰り返してきたはず。

一方で、今までのKPTを改めて振り返るようなことをこれまではしてきていなかったので、
個々でいっちょやってみようかと思ったわけです。

ということで、
やること:
 今までの10回のRetrospectiveのログを振り返って、
 ・上がった問題で実際に解決されてきたこと
 ・まだのこっている問題
 ・俺達のここがすごい! ポイント
 などをまとめる

なんのために?:
 ・自分がAgileなチームに属しているっていう安心感を得る
  →オレSugeeeeeeee!!
 ・チームのメンバーに、自分たちがAgileなチームに属していて、
  たくさんのことを改善してきたことを再認識してもらう
  →オレ達Sugeeeeee!!
 ・上司や、部内の他の人たちにScrumのあり方の一つを伝える
  →やっぱりオレ達Sugeeeee!!


2. スクラムマスター共有会を毎週やる方向でセッティングしてしまう

Q. 自分が離れると、チームが "Agileでありつづける、チームをバージョンアップし続ける"ことがなくなる
A. 週一でスクラムマスター勉強会。
  「今週あなたは何を変えましたか?」という共有会をやる。
  毎週の継続的な積み重ねが大事。
  参加者は、結構厳しいことも言う。

私は昨年、3ヶ月もの長期にわたって会社からアメリカ・サンフランシスコで、
アジャイル研修を受けさせてもらいました。
その成果をきちんと自部署の業務に還元する、というのは研修に行かせてもらった人間の義務だと思っているので、
月一くらいの共有会は以前から構想にありました。

ただ、あまり具体的ないい方法が見つからなかったり、集まりが悪かったりで、ちと消極的になりつつあったんですが、上のような具体的な話を聞けたので、是非試してみようと思います。