XP祭り2015 に参加してきました 1 (講演・ワークショップ) #xpjug
今年もXP祭りに参加させていただきました!
7月まで仕事もプライベートもバタバタだったのもあって、久しぶりにまともな勉強会に参加した感じ。
たくさん刺激を頂きました。
基調講演
角さんの基調講演。
一番ググっときたのはこれ。
ワークショップ ”共感”でつながるアジャイルチーム
ゴゴイチはワークショップに参加。裏も気になるものばかりだったのですが、こういうの選ぶあたり、現状で自分の興味が強いところは、チームビルディングとか人と話すとかそういうところなのかなぁ…。
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共感コミュニケーション とは、マーシャル・ローゼンバーグ博士によって提案された、相互理解を深め、自分や相手とより繋がるためのコミュニケーション「プロセス」 で、次の4段階のプロセスからなるそうです。
4つのプロセス
1.観察
ビデオカメラのように事実のみを観察する
2.感情
自分/相手が感じていること
3.ニーズ
何を必要としているか
例えば、イラッとしていたら何か満たされないものがあるのではないか
4.リクエスト
具体的なお願い。かなわなくてもいいのでしてほしいことをクチに出して言う。
今回のワークショップでは、2の感情 と 3のニーズ の部分について行われました。
左側の「感情」と右側の「ニーズ」を結びつける練習。
例えば
- 私は基調講演を聞いて「ワクワクした」。なぜなら、「刺激がほしい」というニーズが「満たされた」からだ
- 私は基調講演を聞いて「ショックを受けた」。なぜなら一部理解できない話があり、「情報や知識がほしい」というニーズが「満たされなかった」からだ
というように、どのように感じているか、という感情から、その感情の元となるニーズを探ることで、自身/相手が欲しているものは何か ということを探っていくことをしました。
一般的に、ポジティブな感情の裏には、なにかニーズが満たされた という事実があり、逆にネガティブな感情の裏には、なにかニーズが満たされなかった という事実があるそうです。
初めは自分自身の感情に対してこれを行い、次に、他の人の話を聞いて、その裏にある感情とニーズを探る という訓練を行いました。
さらに、ふりかえりも、「◯◯と感じた。なぜならば◯◯だからだ。」の形式で行われました。
こういったことは、普段からある程度無意識にやっていると思うのですが、プロセスとして体系立てて学ぶことで、改めて自分の中で手法が整理されると感じました。
NVCの本、アマゾンの書評を見るとなかなか骨のある本のようなのですが、読んでみたいなぁ…
ユーザーストーリーマッピング入門
弊社アジャイルコーチ、川口さんのセッション。
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川口さんが監訳された『ユーザーストーリーマッピング』について。
スクラムのプロダクトバックログには、
・今どこにいるかがわかりにくくなる
・チケット間の関連性が見えづらい
・長めマイルストーンが見えづらい
などの弱点があり、それを解決する方法としてJeff Patton氏がユーザーストーリーマッピングを考案したという話。
この弱点、私も感じる所あるのですが、何より、ここ数年一緒に仕事をさせていただいている、自分よりベテランな方数名が、こういうことを言われている気がする… というところでググッと惹かれました。
周りの皆さんが読んでいる中、取り掛かれていなかったのですが、読まないとなぁ…
モデリングもしないでXPとは何事だ
モデリングというものをちゃんと勉強したこと無いながら、ここ数年間、ちゃんと勉強したほうがいいんだろうなぁ… と思っている昨今。
「モデリングとは?」のような話はなかったので、自分にはちょいハードル高めだったのですが、最近会社でよく先輩から教えられている、「issue driven」な考え方にとても通ずるものがあると感じました。
なにか新しい機能を考える際に、いきなり「方法」にいくのではなく、そもそもの問題から考える流れです。
普段なかなかできていないので、もっとこういう考え方を身に着けていかなくてはと感じました。
そしてモデルそのものも、知識としてもっと知りたい…
ということで あの本ちゃんと読まないと とか ここちゃんと勉強しないと とか 自分の不勉強さばかり気になった一日でした。
ちょっと辛くなりかけましたが、ちょっと寝ぼけていたところにたくさん刺激を頂いたということで、早速エクストリーム・プログラミングを読み返すところから始めました!