【裏話】チームとプロダクトをぶっ壊した話 の 裏側 #DevLOVE
DevLOVEに初めて参加させていただき、初参加にも関わらず登壇させていただきました。
www.slideshare.net
今回こちらを発表させて頂くにあたっても、色々と「越境」したことや思ったことがありましたので、忘れないうちに書き溜めておこうと思います。
メンバーに感謝
発表内容は「どうだ、僕、すげーリーダーだろ!?」というような内容になってしまっていますが、本当の主役は一緒に頑張ってくださったメンバーの皆さんだと思っています。
はてブのコメントに、
というものがありました。本当にその通りだと思います。
本来お一人お一人に事前に話を通すべき所、ダマで発表のような形になってしまったのは私が「越境」できてない所で申し訳なく思います。
…とはいえ 「どや、お前のリーダーできるやつだろ?」みたいな発表を時間を割いて聴いてもらうのも気が引けたのでできなかったのですが…。
「俺達いいチームだろ!?」的な内容にもっていけばよかったですね。いまさら気がつきました。
もう一点。発表の構成上、どうしても、以前の状態は「間違い」であったような書き方になりました。ただ、何が「良いチーム・良いプロダクト」かは、その時その時の状況によって大きく変わると思います。また、何が「最優先か」も、その時点その時点で大きく変わると思います。
正直に言えば、過去を「敵」とみなして自信のモチベーションを上げることはしてきましたし、今もしています。
しかしながら、私がこんなにドヤ顔で、“してやったり”的な発表ができるのも、それ以前のチーム・プロダクトの歴史があるからこそ。私が取り組んだ箇所とは別の箇所に対して、それまでの人が必死に取り組んできてくださった結果だと思います。
レビューしてくださった皆さんに感謝
元々今回の発表のモチベーションが、「ここ2年間頑張ってきたことをまとめて、何なら俺スゲーアピールをしたい」というものだったので、一週間前に資料の初版ができた際は、本当にただただやったことを書き連ねただけのものでした。
篭ってるメッセージも、「こんなにひどい状況だったけど変えてやったぜ!」程度で、レビューしてくださった弊社広報部からも、「全体的にネガティブ」とコメントをいただくほどでした。
そんな中、今回基調講演をした及部くんから
というコメントを貰って。
そう言われてみると俺、何で辛いと思いながらも続けてきたんだろう…
と思いながら過去の日記などを漁った所、今回の発表冒頭で使ったエピソードが見つかりました。
更に発表前日。上長に(今更)内容を確認してもらった所、
「何を伝えたいのか。伝えたい事が『事例共有』ではふわっとしすぎているので一つに絞ったほうがいい」
という問いかけをいただき、“One team”を作って行った事をメッセージの核とすることを引き出していただきました。
ここが大きなターニングポイントで、結局今回の資料、その後の6時間ほどでほぼ全部作り直しました。
それまでは資料も字ばかりで「前はもっといい感じなビジュアルなのが作れてたはずなのになー なんでかなー」と思っていたのですが、テーマが明確になった瞬間に急にイメージが頭に湧いてきて、(元と比べれば)それなりにビジュアルで訴える資料になったのではないかと思います。
日記は面倒だが役に立つ
私、毎日ではないのですが、あとからふりかえりができるように、日記をつけています。
とはいっても、非常にものぐさでまともな日記なんて書けないので、「ひとりKPT」的なものを会社の社内ブログに書きなぐって終わりです。
例ですがこんな感じ。
20170129
K: 発表の裏側のブログが書けた。忘れないうちに思ったことを書き残せてよかった
P: 内容がチラシの裏すぎる。 書くのに時間がかかる。改善したいけどどうしたらいいんだろう…
T: ブログを早く書く方法って 昔何かで読んだ気がするのでもう一度読んでみようかな…。
人に見せるものでもないので、本当に書きなぐりです。
ただ今回、この書きなぐりが非常に役に立ちました。
人間、「この2年間苦労してきた。まとめて発表したい!」と常日頃思っていても、やっぱり2年間のエピソードなんて忘れているものですね。読み返したことで思い出したことが多く、今回の発表を作っていく上で貴重な資料、と言うか思い出すきっかけになりました。
実はちゃんと書いている日よりもサボっている日のほうがずっと多いのですが… 日々書き留めることの大切さを改めて実感しました。