海外カンファレンスに参加した!
うちの会社のアジャイルコーチな@kawagutiさんに誘っていただいたのがきっかけで、
San Francisco Agile 2012というカンファレンスに3日間、参加しました。
※もちろん(?)会社にお金出してもらってます。
なんと今年は、エンジニア全員を海外カンファレンスに行かせる! と
昨年末に社長が宣言されたので、乗っからせてもらってます。ありがたいことです。
海外のカンファレンスに参加するのは初めてで、ドキドキと試行錯誤の連続でした。
が、3日間のセッションを通じて、自分なりの「海外のカンファレンス参加の形」みたいなものが、なんとなくできてきました。
ということで、記憶が薄れないうちにそれを書き留めておきたいと思います。
1. もちもの
3日間出てみて、必要だと思ったものを並べてみました。
・PC メモ、辞書、SNS、ちょっとした調べもの用。
-メモ:手書きより速いです。自分の汚い字に悩まされることもないです。
-辞書:自分の電子辞書はあまり良いやつではないので、
英辞郎の方が使えるなら良いです。アルク大好き。
-SNS:見るのも書くのも、ケータイより早いです。英語だとなおさら。
英語が聞き取れなかったときに、twitter上で誰かがtsudaってくれてることがあって素敵です。
さらに@kawagutiさんが日本語で感想書いてくれてることもあって、素敵でした。
-調べ物:人の名前とか、技術用語とか、辞書に載ってない系のギーク用語(?)とか。
・ノート・ペン
ワークショップなどはPCが邪魔になることがあるので、ノートでメモを取っていました。
また、後述するとおり一応今回は前日にセッションの予習をしていってたのですが、その際のメモもノートに書いてました。
図を描くときも、手書き最強。
・デジカメ
自分用の記録としてとても重宝します。
-スライドを書き写さずにとりあえず保存する⇒これも後で書きますが、かなり自分の中ではポイントでした
-人の顔がおぼえられないのでとりあえず一枚撮っておく
もちろん、
-会社向けのレポートやブログの素材
としても使います。
ケータイでもいいですが、専用機の方がシャッター音が消せていい感じです。
・電子辞書
ノートと同じく、PCが使えないときにすごく活躍します。
ネットワークにつなぐ必要がないのがとても良いです。
【応用編】
@kawagutiさんはビデオカメラ持参。英語の聞き漏らしなどを後で確認するそうです。
セッション前に、講演者に録画していいのかを確認しているので、良いコミュニケーションのきっかけになっていました。
2.準備
今回のカンファレンスでは、セッションの形式(講演、ワークショップ、ディスカッション、etc)、対象者のレベル、そして説明が書いてあったので、
それは必ず前日に読んでおきました。
英語なんで楽じゃないんですけど、当日聴くのはもっと大変なわけで。
http://sfagilecon2012.ideascale.com/a/dtd/94461-17748
このセッションは予習が顕著に役立った例です。
London Style だとか、そもそもタイトルの BDD だとかいう単語を、まったく知らなかったので、前日にあわてて調べたのが少しは役に立ちました。
(結局よく分かってないんですが、、、 講演者のZee Spencerによさげなサイトと本をいくつか教えてもらったので、それを見て勉強します)
3. 講演の聞き方
TOEIC700点も行ってない男が英語で講演を聞くとか、はっきり言って無謀です。
ですが無謀なりに最大限に吸収して帰りたいわけで、いくつか工夫。
・スライドは書き写さず写真を撮る
日本語の講演でも同じかもしれませんが、スライドを書き写す(タイプして写すも含む)はかなり無駄なので、写真でメモ終了。
あとで資料は公開してくれる講演者もいると思いますが、自分メモ用に、気になったスライドは記録しておいた方がいいと思います。すぐ見返せますし。
で、スライドを読むことにはあまりエネルギーを使わずに、聴きに徹する。
資料に文字が少なく、枚数も少なく、口での説明が多い話者には有効でした。
文字だとどうしても全部読もうとして知らない単語で詰まるのですが、
耳だと、よく分からない単語は無視するので、結果として全体が分かる、、、気がします。
・メモは英語と日本語のちゃんぽん
どうせ自分用なので気にしない。
ー単語が聞き取れたけどスペルが分からないときはカタカナで書きます。
ー意味は分かったけど、難しい単語とか語順とかが分からなくなったときは思い切って日本語で意訳して書きます。
ーだけど英語を英語で理解するのがやっぱり早いので、うまく英語で理解できたときは英語のメモになります。
4. ワークショップ・ディスカッションの参加の仕方
正直、一日目は怖くて敬遠してたのですが、二日目から思い切って参加しました。
何より大事なのは思い切りです。
特にサンフランシスコは、英語ネイティブではない人の数がもともと多く、つたない英語でも理解してもらえることが多いです。
なのでチャンスがきたら、がんばって発言しましょう!
逆に彼らが言ってることについていくのは大変。
これは純粋に英語力不足と、基礎知識不足によるところが大きいので、悔しさをばねに勉強するしかないっすね。
とにかくビビらないのが一番。思い切って輪に飛び込みましょう。
変な英語で議論をとめちゃって申し訳ないとかいう、日本人的な発想は不要です。
むしろ彼らとしては、いい感じで異文化の話が聞けるので、おもしろいみたいです。
Don't be afraid!
っつーことで3日間のカンファレンスで感じたことをまとめました。
今後海外のカンファレンスに参加される人と、次回参加する自分の参考になれば幸いです。