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XP祭り2014に参加してきました! -アーキテクチャとプロジェクトマネジメントが少しわかったお話- #xpjug

3年連続でXP祭りに参加してきました。

記憶が薄れないうちに早速レポートを。
一気に書こうと思ったのですが、いろんな言いたいことが混ざってきたのでXP祭りのレポートらしく、イテレーティブに書いていこうと思います。

アジャイルを手放して得られたこと


今回、大変刺激を受けた発表の一つです。
心にグサグサ来たのは後半の「Agileのダークサイド」のお話なのですが、
前半の、「アーキテクチャとは」「プロジェクトマネジメントとは」が、まず私にドはまり。
まさにこのへんが昨今の自分にとって<なんなのかよくわからない>ポイントだったのです。

ということで、まずはこの点から。

  • アーキテクチャとはシステムに関わる利害関係者(ユーザ、開発者、プロダクトオーナー、経営者、…)の要望をうまいことあわせたもの
  • これをすり合わせるのがアーキテクトのお仕事
  • アーキテクトの仕事は、事前的。開発が始まってからアーキテクチャを変えるのは大変。
  • アーキテクトは 利用時品質→外部品質→内部品質→プロセス の順で考える。
  • プロジェクトマネジメントの要素は3つだけ。計画/計測/調整
  • 計画のズレを計測し、調整(ステークホルダーやメンバーと)するのがプロジェクトマネージャの仕事
  • 計画は重要だが、プロジェクトマネージャの腕の見せどころは「調整」。
    なのでプロジェクト開始後の、事後的な仕事がメイン。
  • プロジェクトマネージャは プロセス→内部品質→外部品質→利用時品質

な る ほ ど。

「いろんな利害が対立する中で、いい落とし所を見つけるのが良い設計」というのは、以前に先輩エンジニアの方からも聞いたことがありました。

◯◯さんはこうしてほしいと思っている
それをやったら☓☓システムに影響が出てしまう
ならばこのやり方ではどうだっ

のような、ある種の「調整作業」が設計の本質なのかもと。

 

一方プロジェクトマネジメントについて。
ガントチャートやらタスクボードやら、広い意味でのプロジェクトマネジメントにはもろもろ「見える化」の方法がありますが、
その目的は「計測」。
そしてその結果を元に「調整」することがプロジェクトマネジメントであると。

 

自分が最近抱えていたもやもやの一端が少しくっきりしたような気がした学びでした。

 

発表後半については次の記事で。

XP祭り2014に参加してきました! -Agileってなんなんだろう が少しわかったお話-