エンジニア的なネタを毎週書くブログ

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36歳時点で「マネージャー」というものに対して思うこと

今日の記事は日記というか後で自分が読み返すための、雑記要素強めです。チラシの裏

はじめに、背景

  • 今年の6月で36歳になりました。歳男です。
  • 今年の4月に、弊社内で「マネージャー」と呼ばれている役職になりました。それ以前は「リーダー」または「アシスタントマネージャー」と呼ばれる職責を約5年間、3チームに渡ってやらせてもらいました。
  • つまり、35歳にエンジニアからマネージャーに転身したことになります。35歳定年説ってフィクションだと思ってたんですが、ある意味ガチでそのレールの上をいっております。

マネージャーになって見えたこと

f:id:taichiw:20190629110047p:plain*1
あくまで私の観測範囲内、弊社・弊部署内で数ヶ月の間に感じたことです。

  • 突き詰めていくと、メンバーの成長を作り出すことこそが、マネージャのもっとも優先順位の高い仕事(のような気がする)
    • もちろんその先には組織としての成長とか、そもそも成長自体が組織が目指している遠い「月」に行こうとするための手段であったりとかはするんだけど…
    • この辺になると手段と目的ってループしてる気がする。実現したい世界があるから働いてるんだけど、一方で「働く」って言うコト自体がそもそも「生きる」とか「自己実現」とかと等価に近かったりするので*2…。

気づいた自分の中での変化

  • 以前、リーダーをやらせてもらっていたときは、自分よりスキルの高い人や経験の高いメンバーに対して、「申し訳なさ」「やりにくさ」「自分がリーダーですみません」みたいなのが正直あった。
  • 今回、マネージャになって、同様に自分より「上」のエンジニアと相対したときに、以前ほど気まずさのようなものを感じなくなっていた。

自己分析してみると、この変化は、「マネージャという『ポジション』を受け入れた」のかなぁと思います。
SLAMDUNKのリョータがゲーム中に先輩たちに指示を出すように、点を取ること以上にゲームメイクすることを第一の自分の役割と捉えた。自分がそれをしなければチームとして点が取れることもない、と。
※実際にはプレーヤーではなく、監督である安西先生のほうが近い場面は多いのでしょうが。

同じように、チーム内で圧倒的に開発を進めるエンジニアである以上に、自分はそんなエンジニアの皆さんの育成を誰よりも考えている、チームの目指す方向について誰よりも考えている、
…という点について、もしかしたら、そう思えるだけの自信も、少しついてきたのかもしれません。

気づいた自分の中での変化2

  • ついほんの一年前ですよ。「ここに技術書とマネジメントの本があったら、技術書が読みたい」と言った自分がいましたが
  • いまはマネジメントの本を読みます。

一体、当時は何があって今は何があったんでしょう、私。
単に、直近の目の前の課題が違うだけかもしれません。

エンジニアリングを勉強しなくていいという話ではない

来年の今頃は「技術書読みたい」って言ってるかもしれません。
進路や自分のキャリアに惑う というよりは、 ある程度のリーダー力 × ある程度のエンジニア力 が自分の強みだと思っていますので*3、場面場面に応じて、両方を適宜伸ばしていく必要はあるのだと思います。

*1:原泰久 『キングダム』

*2:人によるので、万人がそう、とは思っていない

*3:この言い方だと、大概の人がそうな気もしますが